Fuji X-E3’s blog

FUJIFILMのX-E3について書くブログです。

HIKVISION 海康威视 ~中国監視カメラ~

中国はご存じの通り監視国家です。日本も東京などの大都市圏は監視カメラがあふれていると思いますが、中国はその比ではありません。軽く10倍くらいはあるのではないでしょうか?そんな町中にある監視カメラですが、工場も例外ではありません。私の工場だけでも100を超える監視カメラがあります。そんなに大きな工場じゃないんですが、カメラの数は1流企業並みです。(悲)

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HIKVISION 海康威视

圧倒的な監視カメラの数!

中国を旅行された方なら実感したことあると思いますが、中国は非常に監視カメラが多いです。なにをそんなに監視するのかというほど監視カメラが流行っています。町中至ところにあり、ちょっと嫌悪感を覚えることすらあります。

とはいえ、これがないとみんな暴走してしまうため、監視カメラで抑圧する必要があるんです。抑圧効果については、私も実感しています。日本では一応プライバシーの問題とかで慎重に検討されたうえで、設置されることと思いますが、こちらではプライバシー一切関係なしに次々と設置していきます。工場も例外ではありません。

プリンタ用紙を補充するような感覚で設置する会社と業者・・

当初、私が会社に来た頃は外部業者がほぼ自由に出入りして、監視カメラのメンテナンス、増設を行っていました。社内の誰かが「あそこにつけておいて♪」「あい、分かった。」という非常に簡単なコミュニケーションで作業の段取りが終わってしまうもんですから、始末が悪い。依頼した側は、必要だから口頭で依頼した、依頼されたほうも会社から依頼されてパパっとつけましたという、よく言えば非常に行動の早い、悪く言えば超適当な仕事をやっていたわけですから、そりゃもう私は苦労しました。

どこに何がついているか分からない。

本当にひどいもんです。会社で管理している監視カメラがどこにあるか分からなければ、だれが必要で監視カメラをつけているのか分からないんですから、泣きたくなります。最悪、監視カメラは知らんとそっぽ向いてもいいんですが、そういうわけにもいかず、首を突っ込んで、ゼロから管理台帳を作っていきました。

すぐに壊れる監視カメラ

本当にすぐ壊れていました。正確に言えば、何年経過したものかもわかりませんから、一概にすぐに壊れたとは言えません。しかし、管理台帳に記載してもすぐあそこのカメラが見れなくなっている、だの、新しく設置したカメラも向きを変えたいだの、やはりもう一つ増設したいだのキリがありません。100台あったうち、50台は交換対応していると思います。本当にこんなに監視する必要があるのかとう疑問は尽きませんが、やはりないと困るため社内SEである私が業者と協力して対応してきました。

苦節3年、成果のほどは・・

苦節3年、やっとのことで台帳が完成しました。そこで分かりましたがちょうど100台の監視カメラがありました。
しばらくは特に問題なく運用できていましたが、ある時一気に12台くらいが見れなくなりました。「え、なんで?」深まる疑問といら立つ思い。。。なんと、自社の保全のメンバーが電源線をブチ切りしてました。ウッヒョー!!!!戦いは続きそうです。

補足

電源線が消失するトラブルが発生して原因を追究していったところ、3000Wの電力がかかっており(16A)、6Aまでにしか対応していない線は耐え切れず燃え落ちたとのこと。
その原因となる電力は突き止めが困難であったため、16Aをはじき出した電源線を問答無用で切断したという事情があったようです。
しょうがないにしても、連絡・相談はあってもよさそうなものです。