Fuji X-E3’s blog

FUJIFILMのX-E3について書くブログです。

世界一分かりやすい f値/シャッタースピード/ISO感度 〜ISO感度編〜

カメラをコントロールする上で重要になるのがこの3つです。
今回はISO感度についての説明です。

その昔、デジカメを使っていた頃、ISO感度ってそんなに上げることが出来なかったと思っています。確か800くらいが限度だったような気がします。2004年くらいの話です。

IXY DIGITAL 30a

 f:id:tentenjinjin:20190722232542p:plain

非常に時代を感じますね~
当時はこのカメラでも最新機種でかなりカッコいいデザインで流行りました。
ISO感度は50~400となっていますから、2019年の現在と比較するとまったくもって話しにならないくらいのレベルです。
このころは年を追うごとにカメラの性能が倍々ゲームで上がっていきました。
テレビのCMでISO3200いけるぜ!いやいやISO6400まで行ける!なんて各社競い合ってた気がします。

ISOとは・・・

当時の私はISOが上がれば暗いところに強くなる程度の理解しかしていませんでした。
というか、オートでしかとらなかったし、400までしかないなら理解していなくても何ら問題なかったと思います。
話をもとに戻しましょう。
簡単に言うと、ISOは高ければ高いほうが暗闇に強くなります。
逆に低くなればなるほど、暗闇には弱くなります。

高いほうがいいじゃないか!

そうなんです。高いほうがいいんです。
と言いたいところですが、実はトリックがあります。
ISOは高いほうが暗闇に強くなるんですが、デメリットとしてはノイズが乗ることです。
なぜノイズが出るかというと、光に対する感度を高くするからです。簡単に言うと感じやすくなるから。

ISO感度が低いと・・・

ISO100とか、ISO50というのは、光を感じづらい状態です。ですからしっかりとした光をセンサーに当ててやる必要がやります。
会社で使うA4用紙みたいな感じですね。マジックペンで名前を書くとして、普通の筆圧で書けばきれいに書くことができますよね。

ISO感度が高いと・・・

対して、ISO1600やISO3200、ISO25600とかは光を感じやすい状態です。
なので、夜の弱い光でもセンサーは光をキャッチすることが可能です
ただし、感度が高く感じやすい状態ですので、ちょっとした光でもセンサーが反応してしまい、結果ノイズにつながる訳ですね。
例えるなら、先ほどのA4用紙に対して、ティッシュみたいなものでしょうか?マジックペンで書こうと思ったら、筆圧を弱くしないと破けてしまいますし、軽く書いただけでも、ぼやっとにじんでしまうと思います。
ちょっと無理がある例えかもしれませんが、感度が低い、感度が高いというのはこういうことです。

ISOの正式名称は?

国際標準機構のISO(International Organization for Standardization)です。
まぁこれは覚えておく必要なさそうですね。。。
遅くなりましたが、イソ、または、アイエスオーと読むようです。

ISO感度の数字は?

私の使用しているX-E3はISO感度が200からです。
拡張感度として100を設定できるようですが、200が一番ノイズなく記録できるようですので、日中どうしてもF1.4で背景をぼかしたい、その為には、シャッタースピードを上げて撮影したいなんてときに、ISOを100にするような使い方になるようです。
数字が2倍になると、1段明るくなります。このあたりの理解はS.S(シャッタースピード)と同じですね。

ISO 値一覧

100, 200, 400, 800, 1600, 3200, 6400, 12800, 25600
単純に倍々と増えていくだけなので、非常に分かりやすいです。

ISO感度はできるだけ低い状態で撮影しよう。

ISO200で撮影できるのが、画質的には一番いいです。
しかしながら、少し暗くなるとどうしてもISO感度を上げざるを得ません。
私の場合は、S.Sを1/60くらいを限界として、それでも明るさが足りないならISO感度を調整するというやり方をしています。といっても大体夜の室内であれば、3200くらいだなとか、外にいるときの薄暗いところでは、640くらいにしよかなとか、慣れてくると感覚的に分かるようになります。X-E3の場合、6400くらいまでなら何とかノイズが目立たずに撮影できるのですが、やはり理想は200で撮ることを頭に入れていつも撮影しています。

皆さん、どうでしたでしょうか?
既にご存じの方が多いかと思いますが、何かの手助けになれば幸いです。
それでは~